高齢者の方に喜ばれる曲。介護レクやイベントにオススメ。
高齢者の方がこれまで歩んできた道のりの中、さまざまな思い出がありましたよね。
その思い出の中で、いつも思い出す音楽があるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、高齢者の方に喜んでもらえる、レクやイベントに使えるオススメの曲を紹介します!
懐かしい音楽を聴くと、あの頃の記憶がじんわり蘇ってきますよね。
脳への良い刺激になるので、高齢者の方の心身の健康にもつながります。
また、カラオケや体操などのレクリエーションなど、さまざまな場面で高齢者の方に楽しいひとときを過ごしてもらえる曲を集めました。
ぜひチェックしてみてくださいね。
もくじ
高齢者の方に喜ばれる曲。介護レクやイベントにオススメ。
三百六十五歩のマーチ水前寺清子
1968年にリリース、高度経済成長の日本を象徴するような、エネルギッシュな大ヒット曲『三百六十五歩のマーチ』は、水前寺清子さんの代表曲の1つとしても知られる名曲です。
実は、演歌歌手としてすでに人気者だった水前寺さんにとっては、タイプの違う作風の『三百六十五歩のマーチ』のリリースは、不本意な思いがあったそうです。
結果的には、水前寺さんのキャリアの中でも最大のヒットを記録しただけではなく、日本の音楽史に残る名曲として現在も愛され続けている作品となったのですから、水前寺さんがしっかり歌ってくれて本当に良かったですよね。
この楽曲は、タイトルにもあるように行進曲のリズムですから、オリジナルの体操なども作りやすいと言えます。
高齢者向けの音楽体操などもネットで公開されていますし、レクリエーションの参考にしてみてはいかがでしょうか。
(KOH-1)
いつでも夢を橋幸夫と吉永小百合
橋幸夫さんと吉永小百合さんによる、男女でのデュエットの定番ともいえる楽曲です。
この曲をもとにして映画『いつでも夢を』が作られ、橋幸夫さんと吉永小百合さんが主演を担当したことも有名ですね。
当時の歌謡曲の雰囲気がよく伝わる曲として、60年代をテーマとしたドラマや映画などでよく使われる、長く愛されている楽曲です。
男女のデュエットといえば、会話のような歌詞が定番ですが、この曲では同じ目線で尊いものを眺めているような、気持ちの一体感ややさしさがイメージされます。
ふたりの心が寄りそっている様子を感じられる、あたたかい歌声と歌詞、おだやかなサウンドが印象的で、かつての思い出や感情をやさしく呼び覚ましてくれるような楽曲ですね。
(河童巻き)
津軽海峡冬景色石川さゆり
NHK紅白歌合戦において、紅組歴代最多出場の記録を持ち、2022年の大みそかも代表曲『天城越え』を貫禄の歌唱で歌い上げて、日本の年越しを彩った石川さゆりさん。
もともとはアイドル歌手として、15歳の若さでデビューを果たした石川さんですが、アイドルとしては大きな成功を収められず、歌のレッスンに励んで歌唱力を磨き、本格的な演歌歌手へと転身。
1977年に、前年リリースのアルバム『365日恋もよう』よりシングルカットした楽曲『津軽海峡・冬景色』で大ブレイクを果たしました。
昭和の名曲といえばこの方々の名前あり、ということで、作詞は阿久悠さんが、作曲と編曲を三木たかしさんがそれぞれ手掛けています。
冒頭で触れた『天城越え』とこちらの『津軽海峡・冬景色』を、1年置きで紅白歌合戦出場の際に歌唱していることもあって、老若男女を問わず一度は耳にしている国民的な人気曲なのですよね。
若い施設スタッフのみなさんも、この曲であれば利用者の方々と一緒に楽しく歌えることでしょう!
(KOH-1)
瀬戸の花嫁小柳ルミ子
宝塚音楽学校と、短い活動期間ながらも宝塚歌劇団で得た抜群の歌唱力と演技力を武器として、昭和から平成、そして令和の現在も歌手に女優にと活躍を続けている小柳ルミ子さん。
長きに渡るキャリアを持つ方ですから、それぞれの世代が抱く小柳さんに対するイメージや印象がありますよね。
1970年代初頭、実力派のアイルドル歌手として大人気だった頃の小柳さんをよく知っている方々であれば、こちらで紹介している楽曲『瀬戸の花嫁』は思わず懐かしさに涙がこぼれてしまうのではないでしょうか。
小柳さんにとって通算4枚目となるシングル曲で、1972年にリリースされた『瀬戸の花嫁』は、デビュー曲『わたしの城下町』に続く大ヒットを記録。
受賞歴としては第3回日本歌謡大賞の大賞を、そして第14回日本レコード大賞歌唱賞を受賞した、70年代を代表する名曲の1つなのですね。
当時の日本国有鉄道による「ディスカバー・ジャパン」というキャンペーンに沿った路線で、タイトル通り瀬戸内海をテーマとした、言うなればご当地ソングですから、四国出身の利用者の方がいればいっそう喜ばれるかもしれません!
(KOH-1)
上を向いて歩こう坂本九
『SUKIYAKI』の英語タイトルでも知られる、日本が誇る世界に名だたる永遠の名曲『上を向いて歩こう』。
坂本九さんが歌い、日本での大ヒットはもちろん、全米のビルボードチャート1位という、日本人歌手として歴史的な快挙を成し遂げた作品だということは今さら説明するまでもないでしょう。
純邦楽からロカビリー、ロックンロールなどの洋楽にも多大なる影響を受けた坂本さん独自の歌唱は、当時新しすぎて保守的な層には受け入れられなかった面もあったそうなのですが、その斬新な歌唱法があってこそのヒットなのだと今は感じますよね。
2022年に当代きってのスーパースター、ブルーノ・マーズさんが来日公演時にこの『上を向いて歩こう』を日本語で歌ったことからも、20年代の現在も世界中のアーティストたちにリスペクトされ続けている楽曲ということが分かるはず。
どんな場面で歌っても、利用者のみなさまには喜ばれることは間違いないのですし、口笛が得意な方はぜひ、曲間の口笛も再現してみてほしいですね。
(KOH-1)